2005年11月14日

白リン弾で砲撃か イタリアのテレビが報道

ちょっと衝撃的なニュースなのでコメントせずそのまま載せています。


【アルジャジーラ特約8日】イタリアの国営テレビは8日、ドキュメンタリー番組を放映して、米国が2004年11月のイラク中部ファルージャ攻撃作戦で「大量かつ無差別な」リン砲弾を民間人を対象に使用したと報じた。
 同報道によると、米国政府が説明したようなリン砲弾は夜間の敵武装集団に対する照明用に使われたのではなく、民間人を対象にして、「骨にまで達する」火傷を与えたという。
 国営RAI局のニュースチャンネル「RAIニューズ24」で放映されたドキュメンタリー番組で、元米海兵隊員のジェフ・エンジェルハート氏の言葉を引用して、同氏が砲撃の後、焼けただれた子どもや女性の体を目撃したと報じた。
 「焼かれた体が幾つも。焼かれた子どもやちや女性たち。白リンは無差別に殺すのだ。それは150メートル以内に衝撃雲となって広がり、人も動物も焼いてしまう」。
 ファルージャ攻撃作戦では、米軍がナパーム弾のような不法な兵器を使用したといううわさが幾つもあった。2004年11月9日、米国防省は、ナパーム弾を含めていかなる化学兵器も同作戦では使われなかったと否定していた。
 アルジャジーラ・バグダッド駐在だったアブド・アル=アディム・ムハマッド記者は2004年9月にアルジャジーラのバグダッド支局が閉鎖になるまでファルージャでの戦闘を取材していたが、イラクで米軍が非通常兵器を使用しているという話がイラク国内でたくさんあったとしている。
 同記者は「ファルージャ市に対して、米軍が非通常兵器を使っていたということをわれわれに確認してくれた人はたくさんいた。しかし確認は不可能だった」と語った。
 同記者はさらに、「(ファルージャ)市は封鎖され、家族たちは離れて行った。だから、基本的には抵抗する武装分子だけが市内にいた。彼らは大体において病院に入るのを拒否された。このため、私たちは病院関係者から情報を確認することができなかったが、しかし、ファルージャの街には焼けた死体が散乱していると誰もが言っていた」と語る。
 米国政府は、そのウエブサイトでリン砲弾をファルージャで使ったが、「非常に控え目に使い、照明目的だった」と述べていた。また、リン砲弾は法で禁じられていないとも記していた。
 同政府声明は「敵の位置を照らし出すために夜間、空中に向けて撃たれたのであり、敵戦闘員に対してではない」と述べていた。
 米国防総省スポークスマンのブライアン・ホイットマン氏は8日、白リンは通常兵器であると述べた。同氏は、米軍が2004年にファルージャで白リン弾を使用したかどうか知らないとも語った。



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日本の皆さまへ、
ご無沙汰しております。イタリアの飯田亮介です。
今日は、イタリアのRainews24テレビ局が製作したドキュメンタリーをご紹介
いたします。ひどく心を揺さぶれたので、皆さまにも紹介したくなりました。

2004年の11月に行われた米軍によるファルージャ攻撃。その際に化学兵器(白
リン弾)およびナパーム弾が使用されたのではないかという憶測が以前から様
々なメディアで取り上げられてきましたが、米国政府は「白リンはあくまで照
明弾として使用されてきた」と弁解してきました。
昨日(11月9日)イタリアのニューステレビ局Rainews24が放送したドキュメン
タリー映像は、化学兵器とナパーム弾がファルージャ攻撃にやはり使用されて
いたこと、しかも、攻撃の対象には一般市民も含まれていたことを、各種記録
映像と参戦した元米兵などの証言から立証し、その事実を告訴しました。
非常に衝撃的な映像です。生々しく、胸が悪くなるような死体の数々。自分も
また同じ人間であることがとてつもなく悲しくなるような「人々の残骸」が
黙ってわたしたちを見つめてきます。

イタリア語・英語・アラビア語版のビデオ映像がネット上で公開されていま
す。三つの言語のいずれも解されない方でも、一見されることをおすすめしま
す(ショッキングな映像が含まれていますので、ご注意下さい)。

これがわたしたちの政府が支持する戦争の一面です。

以下、Rainews24サイトの作品紹介の訳です。

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隠された大虐殺

原題:La strage nascosta
作者:ジークフリード・ラヌッチ
原文:Rainews24
http://www.rainews24.rai.it/ran24/inchiesta/body.asp

 「ファルージャ爆撃に白リン弾が使用されるから注意しろという命令をわた
しは耳にしました。軍隊用語ではウィリー・ピートと呼ばれています。白リン
は体を焼き、溶かしてしまうことすらあります」。
 これが、イラク戦争のベテラン兵士、ジェフ・エングルハートの身の毛のよ
だつような証言だ。元合衆国兵士はさらにこう言った、「女性や子供たちの焼
け焦げた死体をわたしは見ました。白リン弾は爆発すると雲をつくりだし、そ
の半径150メートル以内にいたらおしまいです」。
 そこにいた人々が目にしたのは「物を燃やす物質からなる様々な色の雨で、
雨を浴びた者は焼かれ、雨に触れていない者も呼吸困難をおこした」と、ファ
ルージャ人権研究所の所長モハマッド・タレク・アルデラジは語った。(了)

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以下に映像のリンクを記します。
繰り返しますが、非常にショッキングな映像が含まれていますので、ご注意下さい。

イタリア語版・映像(wmv形式、35.9MB)
http://www.rainews24.rai.it/ran24/inchiesta/video/fallujah_ITA.wmv
英語版(wmv形式、35.9MB)
http://www.rainews24.rai.it/ran24/inchiesta/video/fallujah_ING.wmv

なお、ASF・REAL形式のファイル、アラビア語版は以下のページの右側、
"VIDEO"と記された場所からストリーミングおよびダウンロードできます。
http://www.rainews24.rai.it/ran24/inchiesta/body.asp

高速回線のない方には、写真ギャラリーもあります。
http://www.rainews24.rai.it/ran24/inchiesta/slideshow.asp?gallery=1
"successiva>>"というリンクを押すと、次の写真をみることができます。


突然のメールにて、失礼いたしました。
モントットーネ村より
飯田亮介


posted by たくあん at 21:34| 東京 🌁| ニュース・一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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